土用の丑の日でしたね。
今年も川越の小川菊で「うな重」を食べて来ました。
数年前から「うな重を食べるなら 川越 小川菊」と決めています。
それは、衝撃の一言が忘れられないから・・・・。
なぜ土用丑の日に川越小川菊のうな重なのか?
小さい頃は、特に意識していなかった「土用の丑の日」
社会人になり、会社のおじ様に「土用の丑の日だから鰻を食べに行こう!」と
毎年連れて行ってもらったのがきっかけで、この日を意識するようになりました。
おじ様方って、昔からの習わしを大切にしてますよね!
そんな おじ様方が定年してしまった時
ふと、誰と食べに行こう?と考えた時に浮かんだのが・・・
祖母でした。
今までは おじ様に誘われたら行く!という受身だったけど
最近では自ら「今年の土用の丑の日」を検索する程に(笑)
もちろん、今までも「うな重」を食べに行ったことは多々あります。
ましてや祖母は私よりもなが~く生きてるし、舌も肥えてる。
そんな祖母をお誘いするから、最近出来たばかりのお店というよりは
古くからの伝統がある うなぎ専門店がいいな。と検索してたどり着いたのが
”創業以来200余年 川越 小川菊”
おおぉぉ~いいじゃないの、こういうの!と予約しようと思ったら
「予約は承っていないので、整理券をお渡しします」と。
「予約できないから、それまで川越散策してお腹空かせてうな重食べよ!」と提案。
11時のオープンと同時にお店に到着するも、整理券は30番とか。
1時間後くらいにまた様子見に来よう。それまで散策だー!とプラプラ
1時間ちょっとで入れました。
テーブルについてからも少し待つ。
時間は12時半くらい。散策して腹ペコ。
食べ物を美味しく食べるコンディションはバッチリ!!!
そしてテーブルの前に出された宝石箱!ではなく「うな重」
犬ならヨダレがタラタラです(笑)
「いただきまーす」の後は、2人とも黙々と食べる。
食べる。
食べる。
そして
「や~美味しいね。今まで食べて来た うな重の中で1番美味しい」と祖母が一言。
え??!!
い、1番?
「うん、1番美味しいわ。また来年も食べに来たい」
彦麻呂のようなコメントは出来なくても、そんな一言が1番、私も嬉しかった。
何を基準に祖母が”1番”に選んだかは、あえて聞かなかった。
人の味覚はそれぞれだけど、私は毎年祖母の
「やっぱりここのうな重が1番」という言葉と笑顔が見たくて、小川菊に来ています。
鰻は体力がつく!とも言われてますが、こうして来年も再来年も
祖母と一緒に「うな重」が食べれるよう長生きしてもらいたいと思う孫なのでした。